終活とは?①「Beautiful Ending」フューネラルドレス(エンディングドレス)

終活



終活とは<エンディングドレスのBeautifulEnding>ブルームリュクスのフューネラルドレス


終活とは

『自分の人生の終わりに向けた活動』の略が『終活』です。
2009年以降世間に広まり、2010年には新語・流行語大賞にノミネートされるなど、年々注目を集め、近年ではごく一般的になったと言えるでしょう。

東日本大震災をはじめとした大きな自然災害が頻発することにより、『不慮の死』への認識が改まった若い世代でも、手軽に始められる終活の第1歩として『エンディングノート』を書き始める、といった風潮が広まりつつあります。

かつては老齢に差し掛かって『死』を意識した行動や話を持ち出すことは、それだけで縁起でもないと忌み嫌われ、避けられる傾向にありました。
しかし、医療技術の進展や社会・ライフスタイル・価値観の変化や情勢などによって、『死』への考えはよりフラットに、身近なものとして捉えられるようになってきました。
自分の最期へ向けた活動は、『人生の終焉を考えることで、今をより有意義に生きるための活動』として、むしろ前向きに受け止められるようになったのです。


≪終活の目的≫

死と向き合い、これまでの人生を振り返る。
そして自分が亡くなった後のことを整え、余生をよりゆたかに自分らしく、最後まで過ごすための準備を行う、というのが終活の目的です。

自分自身のことはもちろん、親のこと、葬儀やお墓のことは終活の中で行っていく・整理しておくことのひとつにすぎません。
終末期の医療や遺言、高齢者施設をはじめとする『終の住処(ついのすみか)』探し、自宅や家財の処分、遺品整理・元気なうちに手掛ける生前整理、飼っているペットをどうするか……。
生活にまつわる実に多様な分野に広がっていることを、ひとつづつ整理していくことが『終活』なのです。

終活を行うことで、残された家族の精神的・肉体的負担を軽減させるだけでなく、遺産争いなどのトラブルも防ぐことが出来ます。

この世に生まれた以上、いつか死が訪れるのは自然の摂理です。さらに、医療の進歩により、100年前よりも遥かに人生の期限は長くなりました。
そんな人生の中、遺された家族の負担を少しでも減らしたい、自分自身でも納得のいく終末期を迎えたいというのは当たり前ではないでしょうか。

いざという時にはじめたのでは、長い人生を整理するには時間が足りません。
心身の健康に余裕のあるうちから、できる準備を始めておくことは充分に有意義です。また、しっかりと時間を使って自身の今までを振り返っておくことは、これからのさらに充実した生き方のための第1歩と言えるでしょう。

人生の節目を機に、終活への第1歩を踏み出してみましょう。

 



終活の進め方

それでは、実際に終活を進めていくには、どの順番で進めていくのが良いのでしょうか。
ポイントはいくつかありますので、一番始めやすい方法でスタートしてみましょう。

①優先順位をつけて進める
終活でやること・考えることは多岐にわたります。
一度に進めようとすると大変なことも多いため、その中でも優先順位をつけて行っていきましょう。
自身の体調に不安があるなどの場合は、医療や介護などの部分から始めてみるのもいいかもしれません。
家族には絶対に伝えておきたいことがある場合は、そちらを優先するのも良いでしょう。

②時間がかかる・体力が必要なものからはじめる
相続などの様々な手続きは、時間がかかり、何度か役所などに赴く必要が出てきます。また、霊園墓地、高齢者住宅・施設の見学には体力が必要です。
こういった時間や気力・体力が必要なことをリストアップし、早めに取り掛かるのもポイントです。
また、生活品の整理も力仕事が多く、意外と大変なもの。元気に動けるうちから始めた方がいいことのひとつです。

③手軽にできることから始めてみる
エンディングノートなどは市販のものも出ていますので、いざ終活を始めようと思った際に一番手軽に始められる終活と言えます。まずはご自身で一番始めやすいことからスタートして、その中から必要なこと・やらなければならないことなどを、改めて考えてみるのもお勧めです。

どのように始めた場合でも、一番大切なのは【終活について家族に伝えること】です。
せっかく準備したエンディングノートや、医療・介護などの希望があっても、家族に伝えておかなければ、いざという時に役に立ちません。 エンディングノートの場所や希望などは、予め家族に伝えておいてくださいね。



終活はいつ始める?

終活を始めるのは60~70代が一般的には多いとされています。
しかし、終活を始めるタイミングに決まりはなく、早く始めたからと言って大きなデメリットはあまりありません。

多くの人が人生の節目で終活を始めていますので、例をご紹介します。

・結婚して子供ができたとき
人生の中で一番最初に終活について考えるタイミングです。
子供の将来を考えたとき、自分に万が一のことがあった場合は……ということでエンディングノートから始める方も増えています。
何かあった際にどうするのかをこの時点で考えておくと、子供のこれから学費や、自分に何かあった際の保険などについても改めて見直すことが出来るのでお勧めです。

・自身・家族が病気になったとき
自分のみならず、配偶者や親が病気になったときに考えるのもポイント。
いざという時にどうしたらいいか、が決まっていない場合、不安になることが多いのも事実。そのため、これを機に考えてみよう、と思う方が多いタイミングです。

・家族・友人など身近な人が亡くなったとき
身近な人が亡くなると、では自分が亡くなったときはどうするか、と終活を考えるタイミングです。
また、近親者の葬儀に参列することで、自分が亡くなった際はどうして欲しいか、という希望ができ、家族に伝える方法を探してエンディングノートを手に取る、という方も多いのだとか。

・定年を迎えたとき
自由に使える時間が増え、これからの人生をどう生きていくか、ということと一緒に『自分の最後はどうするか』ということに思い至るのがこのタイミングで終活を始める方が多い理由でもあります。
セカンドライフを迎えることにより、今後の人生と自分自身について、現実的に向き合いやすいということもあり、定年後の終活が最も盛んと言えるでしょう。

終活を早く始めると、気力・体力が十分にあるうちにスタートできるので、様々な手続きなどで手間がかかるものもスムーズに進められます。
また、墓地や霊園、介護施設など、希望する場所を見に行くにも、自身で動けるうちに行っておくと良いことのひとつ。自身でいろいろと見学・訪問することが出来ると、よりビジョンが明確になっていきます。

早く始めることで、人生の節目節目で過去のエンディングノートなどを見直し、今の状況に即して色々なことを見直すこともできます。
年齢にとらわれず、始めよう、と思ったタイミングで考えてみるのが良いでしょう。



終活には何を用意する?

『終活』には何を用意すればよいのでしょう?
ほとんどの方が終活というとお墓や葬儀の準備が初めに出てくるかと思いますが、実際はそれだけではありません。

終活に用意するもの・準備することについて、ご紹介します。
・葬儀の準備
自分の宗派の確認や葬儀のスタイルなど、決めておくとよいことのひとつ。葬儀も様々になってきた今、自分がどのような最期で見送られたいのか、という希望を予め家族に伝えておきましょう。費用感などもチェックしておくのもベスト。

・お墓
先祖代々のお墓がある方、霊園墓地などを準備されている場合は、基本的にはそちらが納骨先になります。
しかし、生まれ育った場所を離れている方なども多い昨今、納骨堂・永代供養墓なども人気がでてきています。
また、今後のことを考え、先祖代々のお墓を墓じまい(改葬)する、などといったことも、終活では行われています。

・お仏壇の準備
代々受け継いだお仏壇があり、置けるスペースのあるご家庭では問題ありませんが、都市部などで離れて暮らすことで、大きなお仏壇が置けないというご家庭も増えています。
生活スタイルに合うお仏壇をご用意されることも、終活の一つです。

・遺影写真の撮影
いざという時に写真がなく、若い頃のものや、小さな集合写真からようやく引き伸ばしたものを使われることも多いのが現実。
裁断に飾る写真にご家族が納得いかず、公開したままだった、ということも多いようです。
世代を越えて受け継がれることが多い遺影ですので、ご自身でも納得がいく写真を予めご用意いただくのがお勧めです。

・相続の準備
土地や資産などを改めて見直し、相続できるもの・されるものなどを書き出したり、整理したりする機会が終活です。
相続の手続きをしっかりと行えるように、手続きについて、また相続税などについて、専門家などに相談しても良いでしょう。
トラブルになりがちなことなので、予め整理しておくのがベストと言えます。

・遺品・生活品の整理
遺族が処分に困るのは、残された生活品などが膨大だったり、整頓されていないなどの場合。
予めブランド品や趣味の物など、生前整理を行っておくと、遺族の負担が減るとともに、これからの人生の中で改めて自分の大切なものを見直すことが出来ます。

・介護や医療の意思表示をする
万が一、大きな病気や認知症になった際など、どのような医療を受けたいか・延命治療を望むかなど、意思表示を行っておくのが良いでしょう。
最終的に家族が判断することになるとはいえ、本人の希望があるかどうか、というところで家族の心の負担が軽減し、希望も叶えられることが多くなります。

・保険の見直し
今までの保険のままでよいのか、終活のタイミングで見直しましょう。また、葬儀費用に保険・葬祭信託などを充てる方も増えているようです。
高齢でも入れる・既往歴があっても入れるなど、加入審査基準がやさしくなっているものも増えてきているので、これからの人生に必要な保険に切り替える、といった選択もできます。

・これからの住まいについて
今の自宅に住み続けるのか、高齢者住宅・施設に移るのか、子供と同居・近居するのか。
現在の生活からスタイルが変わり、どのような住まいで終生を過ごすのかも考えておくべきことの一つです。

・エンディングノートを書く
多くの方が思い浮かぶのが、エンディングノートではないでしょうか。 市販の物なども多く、最も手軽で始めやすい、という利点が多いのがエンディングノートです。
本格的な終活を前に、早くからエンディングノートだけでも初めておく、というのもお勧めです。

実際に終活でやっておくべきことは多いありますが、早い内から順序だてて進めていけば、いざという時に慌てることもありません。
終活を早くから行うデメリットはあまりないので、思い立った時に小さいことから進めていくことをお勧めします。



終活のメリット・デメリット

人生の終わりを考える終活ですが、メリット・デメリットはあるのでしょうか?

・メリット
人生について、また自身のことを振り返ることで、今後の生き方や人生をより豊かにすることが出来ます。
契約サービスの見直しを行うことで、不要なサービスを解約したり、家などの大きな資産をどうするか、具体的に考えることができたり、メリットが多いのも終活の良いところ。

早めに老人ホームなどの施設への入所を検討したり、お墓・葬儀などを希望のものにする手配を行うこともできます。

また、人間には『死』への恐怖があると言われていますが、終活を通して前向きに最期について考えることが出来るようになるため、ポジティブにとらえることが出来るようになってきます。

・デメリット
死後のことを考え、葬儀やお墓の準備をする中で、トラブルに巻き込まれることもまれにあります。
葬儀社やお墓などのNPOが、実際に必要となったときには潰れている、なくなっているなどの場合も。
また、生活に密着するという終活の性質上、オレオレ詐欺などに巻き込まれるなどもあるようです。
怪しい業者などには注意することが重要です。


 

 

詳細・深堀、終活マニュアル<エンディングドレスならブルームリュクスBLOOMLuXE>